Whoops! Lasik!~レーシック手術の落とし穴

レーシック手術を受けた経験から、レーシック手術の落とし穴を語ります。レーシック手術を考えている人は参考にしてください。

悔しさで震える~プロ野球選手初の被害告白

 どうもマニパニです。最近レーシック手術に関して真実を語る記事が増えてきました。本当にいい傾向だと思います。「レーシック手術危ないらしいよ」っていう評価から「絶対に受けない」に徐々に変わりつつあると思います。残念ながら今も手術を受けられている方はたくさんいます。でもほとんどの人は成功して利益を受けるわけだから残念ではないのかもしれないけど。

 

 さておき、今日、毎日新聞の記事でプロ野球選手のレーシック被害について記事が出ていました。今までもタイガーウッズや日本の某サッカー選手、某48人のアイドルリーダー、野球選手などのレーシック被害が噂になっていました。しかし、これらの噂はあくまでも噂の域を出ないものでした。本人が否定したりしていましたからね。それに対して、今回の大松尚逸選手の記事はレーシック手術による被害を真正面から書いています。だれそれ?っていうような人ではなく、野球に興味のない私ですら知っている選手だっただけにショックが大きいです。記事は以下から。

headlines.yahoo.co.jp

 

 何が悔しいって、こんな目になった自分だからこそ大松選手の気持ちが痛いほどわかります。

 

追い打ちを掛けたのが06年に受けた視力矯正のレーシック手術の影響とみられる異変だった。目の乾きは深刻で、手術により改善したが14年ごろから別の症状が表れ、球に目のピントが合わなくなった。

 

  こんな文を見て他人事とは思えません。きっと大松選手も手術直後は視力が上がって、自分のプレーにもそれが生きてうれしかったのかもしれません。ですが、最初は快適に見えても、確実に彼の体をレーシックは蝕んでいった。2006年に手術したとあるから、急に症状が出たのではなく、徐々に後遺症が出たんだと思います。体の変化を感じ、「なぜだ、なぜこんなことになったのか」ともがいたと思います。なにせプロ野球の最前線で活躍する選手です。自分の成績不振を体のせいにすることはプライドが許さなかったはずです。だから、ドライアイになって目が痛んでも、ピントが合わなくなっても、「レーシック手術のせいじゃない、手術ミスではない、練習や努力できっと立て直してみせる」と常人では考えられないような努力をしたはずです。死ぬほどつらい「眼の症状」を抱えながら。こうやって考えているうちに涙が出そうになったし、悔しさで手が震えた。どうしてこんな有名な選手が、どうしてこんなにも人に希望を与えられる選手が苦しまなければならないのか。あくまでも上記は私の想像だが、同じように手術一年後から徐々に後遺症がでた私の経験としてこういう気持ちであると思う。

 

 きっと、この記事にもレーシック業界から非難が出ると思う。いつものお決まりのレーシッククリニックの論法だ。

「ドライアイはもともと持っていたものだ」「加齢により発生したドライアイだ」「現代人はドライアイになりやすい環境にいるからレーシック手術のせいじゃない」

「ピント調節機能は加齢とともに衰えるから加齢が原因だ」「もともと斜位が存在したんだ」「斜位になっていたとしてもレーシック手術とは何の関連もない」

 ざっと考えるとこんなところでしょうか。レーシッククリニックは都合のいい可能性だけ抽出して言い訳します。

 

 通常人の発想では、今までちっともない症状がレーシック手術後出て、その症状がいわゆるレーシック後遺症によって起こりうる症状だったら、レーシック手術によって発生したと思うに決まっている。それにそれが真実ですよ。なんかね、腐ったもの食べておなかが痛くなったら腐ったもの食べたからだと思うでしょ?それと同じ。それを、腐ったものを食べたからではなく胃がストレスで過敏になっているからですよ~って言われても納得できないのではないかと思います。だってストレスなんて感じたことないんだものって感じで。

 法律の世界ではレーシック手術によって後遺症が生じたといえるためには「証明」が必要です。しかし、医療の世界でもそうなのでしょうか?他の病気の症状だからレーシックは関係ないというためだけに可能性論を振りかざしている。臨床の世界でも、確実にこれが原因といえなくても医者って診断しているでしょ?「おそらく○○症でしょう」とかいうお医者さんたくさんいるじゃない。

 なぜ、これだけ「レーシック手術のセオリーでは考えられないような後遺症を負った人」がたくさん訴えているにもかかわらず、レーシック後遺症を隠すのでしょうか。まともな医者ならレーシック手術によってこういう後遺症を訴える人が多いから、あなたもそうではないか?とならないのか。もちろん、やみくもにレーシック後遺症と診断し、患者を不安にさせるのはよくない。しかし、患者の愁訴に対して他の明確な原因がわからないのであれば、レーシック手術によって同じような症状を訴える人が多いんだからレーシックの後遺症でしょう。それを、明確な原因がそもそもわからない「ドライアイ」が目の痛みゴロつき、ピント調節の不具合、異常な眩しさ、ハログレアの原因だとするんです。いや、おかしいでしょ。そんなわけあるか。ドライアイが原因ならこんなにドバドバ目薬さしてなぜ治らねぇんだよ。なぜ軽度のドライアイなのにこんな症状でるんだよ。

 子宮頸がんワクチンの問題でも一緒です。これだけの数の人が世界中でワクチン接種後にいきなり心因性の症状になるの?いや、可能性としてはあるよ。すべてのレーシック被害はドライアイが原因というのと同じくらいクッソ低い可能性としてはあるんじゃない?でも、普通に考えればおかしいでしょ。なぜ、可能性がごくごく低いものを積極的に使うんだよ。私は医学に対して何の知識もない素人です。もちろん、上記も臨床にかかわっている人なら笑っちゃうくらい変な話なのかもしれない。でも少なくとも患者はそういう気持ちです。

 

 レーシック手術の怖いところは、①医師が積極的に隠ぺいすること、②後遺症が遅れて出てくることがあること、③それが予想できないことだと思います。

 大松選手はスター選手です。お金もたくさん持っているでしょう。彼がどこで手術を受けたのかわからないが、料金の高いプランで、細心の注意を払って施術したはずです。それなのに被害が出た。これがレーシク手術なんです。事前の検査や高いプランは、明らかに適用外の人をはじく効果はあっても、それ以上のものはない。いつだれが後遺症に当たるかわからない博打なんですよ。今はレーシック手術をして快適な人も数年後にはどうなっているかもわからない。もしかしたら明日後遺症が発生するかもしれない。脅かすわけじゃないけどこれが現実なんです。レーシック手術の成功って「墓場に入るまで後遺症が発生しなかったこと」だと思うの。

 

 今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。野球業界にも何名かレーシック手術を受けた選手がいると聞きます。彼らが無事であることを祈るし野球ファンもそういう気持ちでしょう。レーシック手術を受けた人はいつ後遺症が発生するかわからない。できればのちの白内障手術のためでもあるし、カルテを取り寄せておくことを強くおすすめいたします。世間はもうすぐクリスマス→年末、年始ムードで浮かれていることでしょう。ハメを外しすぎて体調を壊さないように気を付けてくださいね。プレゼント用意しなきゃね(汗