Whoops! Lasik!~レーシック手術の落とし穴

レーシック手術を受けた経験から、レーシック手術の落とし穴を語ります。レーシック手術を考えている人は参考にしてください。

おったまげ!レーシック保険とな!?

 どうも。暑すぎてバターになっちゃいそうです。七月は面接ラッシュなのですが、もう今から気分がすぐれないまにぱにです笑

 さて、最近ジストニア慢性疲労症候群、眼瞼痙攣、化学物質過敏症線維筋痛症など様々な病気の方とツイッター上交流してます。私もレーシック後遺症について知らない方が多く、自己責任だとされるのが苦しくて、知ってもらおうと情報発信を始めました。ですので、いろんな病気、症状、苦しみを知ろうと比較的ツイッターは確認しています。そんでね、ふと自分のフォロワーに目が留まったわけです。「レーシック保険」さん。なんだこれ?ってなって調べてみました。これは記事にしないとなと思うことがあったので今回はレーシック手術と保険についてお話したいと思います。

※今回は、別にレーシックステマクソサイトを晒した時とは違い、私怨は一切ありません。公平中立な立場からレーシック保険について考察できたらなと思います。

 

 「レーシック保険」さんは、ネット上で、レーシック手術の保険を作ろうとクラウドファンディング的なことをなされているようです。ただし、賛同するだけでお金がかかるわけではないようですが。以下のサイトですね。

https://www.change.org/p/%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%BD%E7%94%9F%E5%91%BD-%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E6%89%8B%E8%A1%93%E3%81%AB%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%9F%E6%99%82%E3%81%AE%E4%BF%9D%E9%99%BA%E3%81%8C%E6%AC%B2%E3%81%97%E3%81%84/c?source_location=petition_show

 

 さて、「レーシック保険」さんに申し訳ありませんが、結論から言わせてもらうと、レーシック手術に保険を作ることは不可能だと考えますし、できたとしても実効性はないものと考えます。

以下理由を述べます。

 レーシック手術を受ける時に保険がなくて心配です。
過去にレーシック関連の問題がメディアによって騒がれたこともあり、レーシック手術を受けたのに効果がなかった、もう一度手術を受けないといけなくなったなど、心配があります。

現在、レーシック手術を受ける人は年間45万人ほどいると言われています。
年齢によるリスクの高さは多少あるかもしれませんが、誰しもが再手術の可能性があることを考えると、多少、お金を払ってそのリスクに対処できるようになっていると良いと思います。

  とあります。このことから、「レーシック保険」様はレーシック手術の再手術のための保険を検討されているようです。つまり、再手術が必要な場合、その再手術費用を保険で填補するということですね。これが、まともな金融商品となりえない要素を語ります。

 

そもそも、ほとんどのレーシッククリニックでは再手術に当たり保証を設けている。

 レーシッククリニックで再手術の保証を行っていない病院を調べてみてください。ほとんどないと思います。まぁそれでも保証を行ってないクリニックもありますから、この否定根拠は弱いものですね。

 

➁再手術が容易ではない。

 レーシック手術において、簡単に再手術が行えるような考えが横行していますが、まずありえません。「初めの手術で近視を矯正し、その後近視が進行した場合であり、ドライアイの所見も全くなく、進行した近視度合いに見合った角膜の切除量を見込んでも、再手術後エクタジアのリスクを考慮した残余角膜量がある場合にのみ再手術はできる」と考えるべきです。それに、手術前に再手術の適用条件を明示、説明しているクリニックはほとんど皆無です。なぜだと思いますか?レーシック手術はもともと再手術を行うことありきでできていないからです。再手術はかなりのイレギュラーなのです。むろん、この場合にもハログレア等の後遺症の発生確率は初期の手術よりも増えますので、再手術を行ったことで快適になるとは限りません。また、過矯正の遠視になった場合、レーシックの再手術を行って快適な目に戻ることは不可能であるとお考え下さい。

 

③再手術が可能で容易な場合であったとしても、クリニックがYESといわないと再手術はできない。

 レーシックの再手術は、初期の手術よりも何倍も後遺症の可能性が増えます。ですから、まともなクリニックは、レーシック手術をもう一度してくれといわれたら断ります。あとでややこしいことに巻き込まれたらたまったもんじゃないので。一回目の手術で過矯正で遠視になった場合はなおさらです。過矯正になった時点で、レーシック手術のセオリーに反したイレギュラーな患者なのにそんな人の面倒みられませんよ。逆に、再手術への用意がとんとんと進んでいくクリニックや適切なデメリットの説明がないところは間違いなく地雷です。再手術後後遺症が出ても何の責任も負ってくれませんし、治せません。それに、こうした状況で再手術してよくなった方の話を私は今まで耳にしたことがありません。

 

そもそも、最初のレーシック手術時に適切な情報が提示されない。

 レーシック手術の最大の問題は、主に美容系クリニックによる説明を省略し、適用を誤った手術が流れ作業で行われることです。たくさんのレーシック難民の方とお話してきましたが、自分の残余角膜(見込み)を知らされることなく、一回で再手術も不可能なほど角膜を切除されることもざらであります。こうした場合は、いくら保険に入っていようが、「あっそう。でもうちでは手術できませんので」で終わりです。保険の実効性がなんらないのです。

 

レーシック手術の手術数は右肩下がりで、おそらく今後絶滅する。

 これは、データを見れば火を見るより明らかなのでいうことはありません。危険性も認知されたといことなら喜ばしいのですが……笑。ただ、レーシックに懲りずもっとあくどいお金儲けをしようと企てるボケナス元レーシッククリニックがICLを絶賛売り出し中なので、それにとってかわられるでしょうね。ですから、限りなく数が減るレーシックに対し、さらにその中でも数が限りなく少ない再手術に保険を作ろうと思っても、およそ採算が取れない。

 

 ふぅ。レーシック手術に保険を作ることができない、意味がない理由はこんなところですかね。わかっていただけましたか?。まぁこのご時世、保険に入ってまでレーシック手術しようという人はほとんどいないと思いますが忠告します。保険で対応できるような簡単な問題ならみんな治ってるってね笑

 あと、今から述べることは上記の保険否定根拠とは関係のない私見なので、最後に書くことにしました。

みんなで署名を集めてレーシック用の保険を作り、安心して手術を受けられる世の中にしましょう!

  そんな世の中にしなくていいです。こんな手術調べれば調べるほど、患者側に不利で医師のお金儲けのための博打です。私は、患者の願望を逆手に取り、医師が患者を食い物にするような手術は反対です。

 近視矯正手術(レーシック、ICL、白内障多焦点レンズを含む)、歯のインプラント、美容整形などですね。美容整形でもかなりの被害者がいますけど、見てみぬふりですからね。中には、美容整形で一旗揚げて人気者になっている先生もいますから。ただ、沢山の幸せを作ろうが、深刻な事故や被害者がいる実態は忘れないでほしいものです。

 さて、今回は以上です。急いで作ったのでまとまってないかもしれませんが、お読みいただけたらなと思います(え?最後にいうなって?)。

 毎度毎度、みなさまにご観覧いただき、感謝感謝でございます。それでは!