Whoops! Lasik!~レーシック手術の落とし穴

レーシック手術を受けた経験から、レーシック手術の落とし穴を語ります。レーシック手術を考えている人は参考にしてください。

みなさんは自分の目のことどれだけ知っていますか?

 このような質問がされたらどう答えますか?普通の人は、「僕は眼鏡かけてるから目が悪いよ」などこんな感じではないでしょうか。一般的に「目がいい」というとき、単に視力がいいことをさしますよね? この視力っていうのが厄介なんです。なぜなら、視力っていうのは目の状態に左右されますし、視力が悪かった場合、なぜ悪いのか原因が様々だからです。代表例が近視、遠視、乱視です。これらの屈折異常がある場合、基本的に視力は下がることとなります。

近視と遠視と乱視について~ 

 視力は主に目の「屈折率」によって変化します。そして、目の屈折率は、角膜のカーブと眼軸長の関係で決まります。目の角膜(いわゆる黒眼)はドーム状にカーブしています。この角膜と像を映し出す網膜の距離が眼軸長です。角膜のカーブが強いほど焦点が網膜よりも前で結ばれます。眼軸長が長ければ長いほど、焦点が網膜よりも前で結ばれることとなります。この、網膜よりも前に焦点がある状態を近視といいます。逆を遠視といいます。そして、角膜のカーブがいびつなために、焦点が一つに定まらない場合を乱視といいます。↓この画像が参考になります。

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 視力は「C」の形をしたランドルト環によって測定します。近視や遠視があれば像はぼやけて見えてしまいます。また、乱視があると像がダブって見えたりします。こうした屈折異常から正しい方向が答えずらくなって視力が下がってくるわけです。屈折異常は英語の「D」(ディオプトリ)で大きさを判断します。近視なら「マイナス」、遠視なら「プラス」であらわされます。単位は基本的に0.25刻みです。正常な状態が0ですから、軽い近視は-0.75などこのようにあらわされます。一般的には軽度近視 -2D以下、中等度近視 -2D~-4D以下、強度近視 -4D~ -6D以下、最強度近視 -6D~とされています。

 どの程度屈折異常があれば、どの程度の視力になるか。これ全く判断できず、個人差によるとしか言いようがありません。例えば、屈折異常においては-2.75程度の中度近視であるにもかかわらず、視力は0.03しか出ない。逆に-4.25の重度近視なのに視力0.1がでるなんてこともあるわけです。ですから、単に目が悪い=視力が悪いといっても、近視なのか遠視なのか乱視なのか、その度数の強さがいくらなのかを知らなければ自分の目の状態を知ったことにはなりません。コンタクトを使用される方は詳しいかもしれませんね。

 レーシック手術を受ける際も自分の目の状態を把握していることが重要になります。また、レーシックだけでなく他の眼科手術においてもです。皆さんもこれを機に自分の目の状態、確かめてみてくださいね。