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Whoops! Lasik!~レーシック手術の落とし穴

レーシック手術を受けた経験から、レーシック手術の落とし穴を語ります。レーシック手術を考えている人は参考にしてください。

落とし穴!

 二日続けて目の基本的なお話をしました。これはね、私がレーシック手術を受けて被ることとなった不具合を理解してもらうためだったんですね。そんなわけで、レーシック手術の落とし穴第一弾!~過矯正の巻

 

 レーシック手術は近視や遠視を正視にする手術です。レーシック手術は機械で目の角膜をヒンジを残した円形にカットし(これをフラップといいます)、フラップをめくって角膜の実質層をエキシマレーザーで削って、ドーム状の角膜を凹型に削ります。このようにして角膜のカーブを緩くして近視を正視にするんですね。

 ですが、機械によって正確に手術できるとはいえ、操作するのは人間です。ですから、事前に患者の目の状態を測定するのに不備があった場合、機械への入力に不備があった場合、手術に際し患者が動きレーザーの照射がずれるといった不備が起こった場合、また、なんら不備はなくとも人の体は機械のようにきっちりしていないので、個人により反応の軽重がでてずれる場合があります。このような場合、矯正が足りずに近視が残る場合、また、削りすぎて遠視になる場合があります。特に近視の人の目を削りすぎて遠視にすることを過矯正にするといいます。

 世の中には遠視の人もたくさんいるし、生活に困ってなんかいない。だから、過矯正なんて大したことないじゃん。こう思われます。でも、実際には違うんです。人間は目から得た信号を脳に送り、脳で画像を処理します。だから、人間は目で見ているというより、脳で見ているんですね。元来近視で生きてきた人の脳は、近視の目から来る画像を処理するように慣れています。しかし、これが急に遠視になった場合処理が追い付かず、めまい吐き気頭痛といった症状が現れることがあります。また、先日も紹介しましたが、遠視の人は特に疲れやすい目です。近視の時には近くの作業がへっちゃらだった人が急に遠視になると近くの作業にかかる目の負荷が一気に増大します。すると、今までの生活スタイルや、今までの物を見る距離を調節する必要が出てきます。これは軽度の過矯正で起こりうることです。重度の過矯正においてはこんなもんじゃすみません。目のピント調節機能を大きく上回る遠視になった場合、ピント調節が追い付かず、遠くも見えないし、老眼のように近くも見えない目になります。さらに、先述のめまい吐き気頭痛が目を開けている間ずっと襲ってきます。考えただけで恐ろしいですね。クオリティーオブライフが低下するどころか、ほぼ失明と変わらない状態になり失職の恐れすらあります。

 だから!レーシック手術に際して日本眼科学会の出すガイドラインには生涯を通して遠視にならないような度数設定をすることが規定されています。ですが、このガイドライン、何の法的拘束力もないんですね。厚労省レーシック手術の認可を出す際に、ガイドラインの法的拘束力を認める等の判断をすべきでしたね。レーシック手術美容外科が参入できないようにするなどの処置も含めて法整備するべきだったんです。また、日本眼科学会も相互監視による自浄作用を働かせて、医師倫理に反するような商業主義でおこなう場合のレーシックを禁止すべきだったんです。子宮頸がんワクチンと同じく厚労省認可した後のことは基本放置ですよ。日本の医療が信用できなくなります。

 

 私は故意か否かはわかりませんが、レーシック手術によって遠視にされました。過矯正の被害者なんですね。少しでも過矯正の人が受ける苦労をわかってほしい。そして、過矯正にならないためにもレーシック手術を受ける際には慎重になってほしい。これが私の願いです。

 次回は、レーシック手術による過矯正の治療についてお話します。最後まで読んでいただきありがとうございました。