Whoops! Lasik!~レーシック手術の落とし穴

レーシック手術を受けた経験から、レーシック手術の落とし穴を語ります。レーシック手術を考えている人は参考にしてください。

少しずつ前進している

 物事は少しずつしか動きません。こと、この国の制度の変革や規制の在り方についてはそういえるでしょう。ですが、少しずつですが確かに前に進んでいます。以下のリンクは毎日新聞のリンクです。ざっと、内容としましては、医療のネット広告が規制される動きが出てきたというものです。

http://mainichi.jp/articles/20161010/k00/00m/040/003000c

 

 今までこれが医療法の規制から漏れていたことがそもそもおかしな話ですが…。とにかく、前に進みました。対象はすべての医療機関ということで、もちろんレーシッククリニックの広告も含まれるものでしょう。

 

 レーシック手術においては、美容系クリニックがネットで広告を山ほど掲載しています。中には、患者を惑わしかねない表記のものも多いです。ホームページ記載の値段よりも高い施術に誘導された(その施術方法はホームページに記載されていない)、検査を受けたが、お金を追加で払わないと結果を教えてもらえないなど、レーシック手術でもホームページの広告によるトラブルが散見されます。

lasikganni.hatenablog.com

 

 実際にレーシック手術によって後遺症を負って初めて分かったことが、レーシック手術の問題点は美容整形手術の問題点と酷似していることでした。まぁ、美容系クリニックがメインで行っているといえば当然といえば当然ですが。美容整形と同じということは、医療というよりもビジネス(金儲け)としての側面が強いんです。健康な人に行う手術なんです。ですから、受けた人が不健康になってはならない。そうならないように、厳格な検査とインフォームドコンセントを行い、適応しない人はきっちり手術を受けないようにスクリーニングすべきです。と、いつも通り口酸っぱく言っておきますね。

 

 レーシック手術を受けるにあたっては、インターネットでの情報収集、本からの情報収集、周りの人からの情報収集、などが考えられます。まずは、興味のある人はインターネットで情報収集するのではないでしょうか。かくいう私もそうでしたから。インターネットで美容系クリニックがどんどん広告を出し、美容系クリニックに勤務する医師がメディカルサイトでレーシックについてのコラムを出していたりする。そうすると、自然とそういった美容系クリニックに患者が誘導されることが多いのではないでしょうか。それに加え、値段の安さも患者が集まる原因となります。そして、患者が集まれば集まるほど、執刀数も増えることからいかにも実績のある医院に見えます。

 レーシックによる後遺症が出ているクリニックは美容系クリニックに限りませんが、トラブルが多いのは圧倒的に美容系クリニックでしょう。集団訴訟が起こっていることからもそういえます。

 

 インターネット上の医療広告が規制されることで、少しでもトラブルの多い美容系クリニックを遠ざけることができるかもしれません。そうすれば新たな被害者は増えにくくなります。

 この広告規制が、少しでもよくレーシック手術を行う施設を吟味し、手術を決定するきっかけになればいいなと思います。

 

 最近、公開していないものも含め、多くの励ましのコメントをいただいております。本当にありがたいばかりで感謝してもしきれません。少しずつ問題解決に向けて前進しているのと同じで、私も少しずつ前に進もうという気になれます。つい先日、弱音記事を書いておいてどの口が言ってるんだと思われるかもしれませんが笑

 まぁともかく、気持ちの浮き沈みもありますが、頑張って生きます。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。