Whoops! Lasik!~レーシック手術の落とし穴

レーシック手術を受けた経験から、レーシック手術の落とし穴を語ります。レーシック手術を考えている人は参考にしてください。

レーシック医院に思うこと~最近の動き~

 最近レーシック医院の宣伝方法がレーシックからICLへ移り変わっているように思えます。これは非常に危険な事態ですよ。なぜかって?大手美容系クリニックがこぞって宣伝しているからですよ笑

 大手クリニックはお金も持ってるのでグーグルでバンバン広告を載せています。例えば、神戸神奈川アイクリニックや品川近視クリニックです。こういうクリニックの宣伝はお金の力で常にトップに表示されるようになっています。また、安心レーシックネットワークのレイ眼科クリニックのグーグル広告も出てきました。

 これらのクリニックの広告を実際に見てみると、レーシック手術を受けた私は怖さを覚えます。なぜかって?↓この表示を見てください。あえて大きく挿入します。

www.kobe-kanagawa.jp

www.shinagawa-shoyukai.com

ICL(有水晶体眼内レンズ)手術|治療と手術|医療法人社団 医新会

 何が怖いって、うたい文句がレーシックに代わるワンランク上の視力矯正ですよ。レーシックがダメだったからこっちでいきましょう感がハンパないです。また、これらのサイトを見てみると、レーシックが不適応の方を積極的に誘引している。ICLにはレーシックとは異なるICL独自の後遺症があります。そうした後遺症には触れていませんよね。ICLは角膜に対する手術であるレーシック手術と異なり、眼内に行う手術です。ですから、眼内感染症、これに伴う失明の確率はレーシック手術の比じゃありません。また、ICLはレンズを抜去することで手術前の目に戻ることができるとしていますが、一度重篤な合併症になった場合はレンズを元に戻しても変わりません。だって感染症が起こってからとか、再生しない角膜内細胞が減少してからではレンズ抜去してもなにも変わらないでしょう。また、レーシックと同じく、眼内レンズの光学径によるハログレアの発生もあります。これらを無視して、レーシックよりいかにICLがすぐれているか。この一点の宣伝につきます。この手法はかつてレーシック手術において取った方法と同じなんです。

 

レーシック手術の場合~

①ドライアイがあり得る→半年で改善しますから大丈夫です!

②過矯正や低矯正が起こりえる→再手術もできるから大丈夫です!

③ハログレアが起こりえる→半年で気にならなくなるから大丈夫です!

 

ICL手術の場合~

①レーシックでは視界の質が下がります→ICLなら大丈夫!

②レーシックでは近視戻りがあります→ICLなら大丈夫!

③レーシックではエクタジアがあります→ICLなら大丈夫!

 

 これらの広告の仕方でレーシックの頃から変わっていないのは、まず軽いジャブのようなデメリットを挙げたうえで、でも大丈夫ですよ、対策があるのでデメリットなんてないですよというところなんです。こういう説明をされると、最初はデメリットについて怖がって敬遠していた人も、心理的に肯定的になりやすいんです。ICLではレーシック手術が問題になってしまったのを逆手にとって、レーシックでの反省点を踏まえているから大丈夫と、技術がさも成熟しデメリットがないように書かれています。誤解がないように、上記レイ眼科クリニックは合併症の紹介があったといっておきますね。安心レーシックネットワークなだけに美容系よりはましなんでしょうか。まぁどこでもレーシック難民は出ているんですがね…

 また、百歩譲ってICLが安全だとしましょう。だからといって、大量にレーシック難民を出している、患者のことを考えない分業体制のベルトコンベアークリニックである美容系クリニックに安全に手術する腕はないし、アフターフォローもできないと思っちゃいますよ。レーシック手術の時のように問題が起きても様子を見ましょうなんでしょ?

 はぁ、なんで好き好んでレーシッククリニックの宣伝広告まで引用して危険性を訴えなけりゃならんのだよ。厚生労働省仕事してくれよ、自民党はやく規制法作ってくれよ。どうして医療である手術が宣伝されるんですか。医師の倫理ってなんなんですか?たとえ手術によって利益を受ける人が圧倒的多数であったとしても、その反面手術の後遺症で泣く人が相当数いるならやるべきじゃないでしょ。子宮頸がんワクチンもそうだけど、健康な人を障害を負った人に変えちゃうんですよ?子宮頸がんワクチンの場合は、将来の重篤な病気であるガンを避けるためであり、勧める医師がいるのも分かります。これに対して、やる必要のないものなんだ、レーシック手術って。それを広告し消費者増やして私腹を肥やしている医師がいてたまるかよ。誤解がないように言いますが、別にレーシック難民のほうが悲惨だという意味ではないですよ!日常生活を過ごせている私よりも彼女たちのほうが悲惨です。子宮頸がんワクチンの問題でも、患者のツイートに心無く精神病だといったり、だったらワクチンのせいで傷害負った証拠だせよという倫理のへったくれもないクソ医師はレーシック手術と同じようにいます。彼女たちも我々と同じく一刻も早く救われてほしい。心からそう思います。こう書くと、自分で選んで何も考えずにレーシック手術受けた奴と一緒にするなと思われるかもしれませんが、私もインフォームドコンセントなしに、適切に手術を選ぶ権利を奪われて手術しちゃったわけですから…すいません、話がそれましたね。

 とりあえずレーシック手術してるクリニック勧めているICLには、レーシックと同等、それ以上のリスクがあります!くれぐれも簡単に手術を受けないでくださいね!

最後に~

 そういえば、アカウントを作るだけ作って放置していたツイッターを始めてみました。レーシック手術を受けて困っている人に有益な情報は提供できないかと思いますが、適当に日々起こったこととか、思ったことをつぶやいていきたいと思います。

 今回も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。今後もよろしくお願いします。