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Whoops! Lasik!~レーシック手術の落とし穴

レーシック手術を受けた経験から、レーシック手術の落とし穴を語ります。レーシック手術を考えている人は参考にしてください。

先日のニュース番組で

雑記

 すいません、前回の記事で次はドライアイの治療法について書くといいましたが、先日のニュースで興味深いものがあったのでそちらを紹介して、次回以降でドライアイの治療法を取り上げます。

 

 先日の朝のニュース「特ダネ」で美容整形、いわゆるプチ整形に関するトラブルや問題点がクローズアップされていました。なぜそれをここで取り上げるのかというと、美容整形問題はレーシック手術問題とかなり似ているところがあるからです。まぁ、大手レーシック医院は経営母体が美容整形外科だったりしますから当然のことかもしれませんね。品川近視クリニックは、品川スキンクリニックと兄弟ですし、sbc新宿近視クリニックも湘南美容外科クリニックの兄弟みたいですし。

 私が今回のニュースで共感したことは以下の画像です(とっさに画面を携帯で撮りました少し傾いてますがお許しを)。

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 これ、レーシック業界に当てはまることが多すぎなんですね。特に大手の美容系クリニックでは。上記画像の三つのファクターに該当するような場所では、ずさんな手術が行われる可能性が高いから美容整形は受けるなというお話でしたので、レーシック手術でもこれが当てはまるような気がします。

 

①リスクに関する説明がない

 私の経験や、インターネットサイトを考慮すると、リスクに関する説明がなさ過ぎます。あったとしても半年で治るから大丈夫!などとリスクはあってないような言い方をします。司会の小倉智昭さんもこの点については、最悪の結果どうなるかといったインフォームドコンセントが必要不可欠といっておりました。本当にその通りです。あまり小倉さんは好きではないのですが感心しました。

 少し法律の話になるのですが、美容整形手術は普通の病気の手術と違い、手段債務というより結果債務としての側面が強いです。簡単に説明すると、手段債務というのは債務者が結果の実現に向けて努力する債務です。普通の医者の診療はこれに当たります。医者は病気を治す努力をしますがそれで義務を果たしたことになります。患者は風邪が治らなかったから金を返せとは言えないわけです。これに対して結果債務は結果の実現を目的とした債務です。家を建てる場合などがこれに当たります。結果が達成されて初めて建築業者はお金をもらえるわけですね。美容整形についてもこれと同じことがいえ、こういう目鼻立ちにしてくださいと、その達成が求められる手術なんですね。レーシック手術もこれと同じく、一定程度の視力、屈折状態にすることが目的となっています。

 こうした結果債務としての医療においては、①まず緊急性がない(美容整形もレーシック手術も行わないと死ぬとかないから)、②医学的な必要性が乏しいこと、③もっぱら手術を受ける者の主観的願望を満足させるものであることが特徴です。そして、これらの要件を兼ね備えていることから、通常の病気の手術よりも高度の説明義務があるという見解が有力です。

(医事法判例百選などを参考にしてください医事法判例百選第2版〔No.219〕 | 有斐閣

 そうであるにもかかわらず、美容整形やレーシック手術においては、通常の病気の手術よりも簡易迅速なリスク説明しかされていない印象です。だからトラブルが多いんでしょうね。また、医療にあるまじき商業主義のなれの果てですから、とにかくコストをかけずに数をこなしたいことからもリスク説明の不十分さがもたらされるのでしょうね。

②「今ならキャンペーン価格」など費用の話が先行

 品川近視クリニックなどでは、医療行為とはあるまじき、割引クーポンを配布していましたよね。しかも使用期限付きで。また、他の医院でも今ならモニター価格で!とか安売りを強調していました。いわゆる価格競争ですよ。ここからも、医療として患者を診ていくのではなく、商業主義としての手術といった面が見え隠れしますね。みなさんも「レーシック」とかで検索するとよく公告が出てくるのではないでしょうか。「え?たった10分で眼鏡いらずに!」とか笑

 これ、消費者契約の観点から見ても、過度な公告で利用者を誘因するということですから法的にはともかく医師倫理的に許されないと思うですがその辺お医者さんはどう考えてるんでしょうかね。医師っていうのは、聖職者、弁護士と並んで中世ヨーロッパからプロフェッションとして扱われてきました。いわゆる特権階級ですよ。なぜそれが許されるのかというと、卓越した専門知識があること、常に研鑽を怠らないこと、社会規範に従い市民の手本となるような人間になることに努めたからにほかありません。今のレーシック業界を見ても、およそプロフェッションとしての医師にふさわしい人はいない印象ですね。もう普通のセールスマンとなんら変わらないんですな。ましてや、品川近視クリニックでは実際に来院するとホームページにはない高額な手術が進められたりと本当にあきれて笑いが出てしまうレベルですよ…

③「オリジナル」「当院だけ」の技術すすめる

 これってまさにアマリスのことじゃ……笑

 裏を返せば、有用なエビデンスがないから他の医院が使っていないとか言えそうですよね。「レーシックを超えた○○!」「レーシックより安全な○○!」といった技術を宣伝するクリニックもありますがレーシックを行ってきた医院がよくもこんなことが言えますね。今まであんたらが行ってきたレーシックはそんなにしょぼくて危ないものだったのかよ!と思っちゃいますね。リスクの説明が不十分なため、余計にレーシックってそんなに危ないのに、もう手術してしまったじゃないか!という人も多そうです。これは個人的な意見ですが、レーシック難民の問題が出てから、レーシックを受けて快適に過ごされている人も、レーシックの後遺症っていつ出るかわからないからと目に気を使って生活している人も多そうですよね。それもこれも、最初にリスクの説明が不十分だったことに他なりませんよね。

~まとめ~

 レーシック手術を受けたい方は、上記の三つのファクターに当てはまるところ選んじゃダメです。そして、レーシック手術を受ける際は医者の説明だけじゃなく自分でも徹底的に手術のことと自分の目のことを調べてください。もうレーシックを受けてしまった人は、十分なリスク説明がなかったことをクリニックに追及する、あとで後遺症が出た人、後遺症を恐れる人は情報収集して(特にカルテの開示)をして法的な追及方法を考えることが大切です。気になる方は気軽にこちらの医療問題弁護団に相談してください。レーシックについてはただいま集団訴訟が進行中ですので、より安く、より証拠収集に有利に訴訟ができます(医療問題弁護団

 

 今回も少しヒートアップしました。今のところはないですがそろそろレーシック業者から罵詈雑言のファンメッセージとか、名誉棄損の開示請求とか来るかもしれないですね笑

 でも今の私にできることはそういうリスク犯してもレーシック手術の闇(このサイトでは落とし穴というやわらかい表現を使っていますが)を知ってもらう必要があるんです。アクセスを見てみると、こんな少ない記事にも関わらず相当の数の人が見てくれていて驚きました。それだけ被害者が多いか、世間の関心も高まっているんだと思います。読んでくれるみなさん一人一人が私にとっての励みであり、レーシック問題の解決につながると信じています。

 本当に最後まで読んでいただきありがとうございました。