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Whoops! Lasik!~レーシック手術の落とし穴

レーシック手術を受けた経験から、レーシック手術の落とし穴を語ります。レーシック手術を考えている人は参考にしてください。

ピントのお話

 

 先日お話した近視等の屈折異常。これは視力に関係するといいました。この屈折異常は実は目のピント調節にも影響します。

 目に屈折異常がない場合(正視の場合)には、目から5メートル先の者にピントがあっている状態です。そして、5メートルより近くを見る場合には、目の中にある水晶体を分厚くしてピントを合わせます。↓この図がわかりやすいです。f:id:mani-pani:20160728163214j:plain

 この水晶体を分厚くするには、毛様体筋を使います。そして、この毛様体筋が過剰に酷使された場合に、目の疲れを感じます。つまり、正視の人は5メートル以内を見るときは目を緊張させているんですね。

 これが近視の人の場合はどうでしょう。近視の人は遠くがぼやけます。先日説明したように、目のピントが網膜よりも前で結ばれているからです。逆に言えばその分近くが見える状態がデフォルトになっています。近視の人は目から4メートル、3メートルといった距離にピントがあっています。それよりも近くを見るときに、毛様体筋を使いピントを合わせます。ですから、近視の人は正視の人より近くを見るのに疲れない目なんですね。

 逆に遠視はどうでしょう。遠視は網膜よりも後ろにピントがあっている状態で、常にぼやけて見えます。しかし、遠視の人ってよく目が見えるってイメージですよね?それは、目の毛様体筋を使って常に前にピントを動かしているからなんです。ですから、遠視の人は、5メートルよりも先の無限遠を見るときですらピント調節をして目を疲れさせています。眼精疲労が生じやすい目であるといえます。

 現代の人間で、5メートル以上の物をほとんど見て過ごすことがあるでしょうか?人によっては4メートルくらいの範囲しか注視しないで生活している人もいるのではないでしょうか?

 前置きが長くなりましたがここで本題です。レーシック手術は主に近視を正視に戻す手術です。眼鏡の人は、目が疲れたら眼鏡を外して目を休めることができましたよね?疲れたら眼鏡を外す→近くが問題なく見える目に戻る。とリズムが整えられてきたわけです。そんな人が、レーシック手術を受けた場合、眼鏡を外すことができなくなります。ですから、近視の人が眼鏡を外した状態よりも、近くを見るときには常に目を酷使するわけですね。こうした目の働きから、目が疲れやすくなります。これはレーシック手術を受けた人に少なからず該当することです。もともと正視になることを目的としているのですから当然です。これは副作用でも何でもありません。しかし、疲れたら目を休めて快適な状態にすることという生活リズム。これは、クオリティーオブライフを支える一つの要因です。レーシックを受けたことにより、今までの目の使い方と生活の仕方が少し変わる場合があることを自覚する必要があります。レーシック手術をしたからといって、眼鏡の頃のようにバリバリ見えて、バリバリ近所作業もこなせる!というわけではないことを覚えておいてください。あとで後悔しないために。