Whoops! Lasik!~レーシック手術の落とし穴

レーシック手術を受けた経験から、レーシック手術の落とし穴を語ります。レーシック手術を考えている人は参考にしてください。

気づけばもう…

 おそくなりました。気づけばもう年開けてから一か月近く経っているんですね!あけましておめでとうございました笑。レーシック手術によって後遺症を負う前は、年始に今年の抱負を家族で語っていました。今はないです。目を元に戻してほしい。それ以外の望みはないです。

 後遺症によって精神的につらいのはもちろんです。でも、今までできたことが肉体的に不可能になってしまったことが一番大きいです。今まで健康に暮らしてきたので、将来の夢、目標なんてものはそれを前提に考えていました。それが、もうできないのか。夢をあきらめないといけないのか。それが一番つらいですね。

 

 しかし、反面、得られたこともあります。それは、やさしくなれたこと。今までは、困っている人、社会的弱者にはやさしくすべきだという感覚で物事を見ていました。でも、自分が窮地に立たされることで、本当に困っている人の気持ちが分かるようになりました。真の意味で共感することができるようになりました。自分の視点から見える世界が広がった。これは、私の目が元に戻っても戻らなくても財産となるものです。

 どうか、この強くなった私を社会で活躍させたい笑。活躍させられるように早くレーシック手術の後遺症に対して治療方法が確立されてほしい。少なくともこんな被害者たちを生み出したクリニックの責任は追及されてほしいという感じですかね。これが今年の抱負かな。

 

 今でも毎日絶望します。こんな一日がまた始まるのかと。後遺症を負ってから、非常に死というものが近く感じます。どんどん目の前にシャッターが下りてくる感じ。下をくぐって前に進むのが苦しくなってくる。このまま閉じたほうが楽なんじゃないかと。シャッターが下りてくる前はシャッターの存在すら気づかなかった。でも、今はほとんどおりかけたシャッターを無理やり持ち上げて前に進んでいる。向こう側にきっと素敵なことが待っているという希望。それだけが前に進む原動力です。

 

 レーシック難民の皆さん。このブログを見てくださった人。昨年はお世話になりました。みなさんの励ましがあったから生きてこられました。これからもレーシック難民にとっては、毎日が戦いでしょう。でも、今年も負けないように頑張って生きたいと思います。皆さんもよいお年になりますように。今年もよろしくお願いします。

悔しさで震える~プロ野球選手初の被害告白

 どうもマニパニです。最近レーシック手術に関して真実を語る記事が増えてきました。本当にいい傾向だと思います。「レーシック手術危ないらしいよ」っていう評価から「絶対に受けない」に徐々に変わりつつあると思います。残念ながら今も手術を受けられている方はたくさんいます。でもほとんどの人は成功して利益を受けるわけだから残念ではないのかもしれないけど。

 

 さておき、今日、毎日新聞の記事でプロ野球選手のレーシック被害について記事が出ていました。今までもタイガーウッズや日本の某サッカー選手、某48人のアイドルリーダー、野球選手などのレーシック被害が噂になっていました。しかし、これらの噂はあくまでも噂の域を出ないものでした。本人が否定したりしていましたからね。それに対して、今回の大松尚逸選手の記事はレーシック手術による被害を真正面から書いています。だれそれ?っていうような人ではなく、野球に興味のない私ですら知っている選手だっただけにショックが大きいです。記事は以下から。

headlines.yahoo.co.jp

 

 何が悔しいって、こんな目になった自分だからこそ大松選手の気持ちが痛いほどわかります。

 

追い打ちを掛けたのが06年に受けた視力矯正のレーシック手術の影響とみられる異変だった。目の乾きは深刻で、手術により改善したが14年ごろから別の症状が表れ、球に目のピントが合わなくなった。

 

  こんな文を見て他人事とは思えません。きっと大松選手も手術直後は視力が上がって、自分のプレーにもそれが生きてうれしかったのかもしれません。ですが、最初は快適に見えても、確実に彼の体をレーシックは蝕んでいった。2006年に手術したとあるから、急に症状が出たのではなく、徐々に後遺症が出たんだと思います。体の変化を感じ、「なぜだ、なぜこんなことになったのか」ともがいたと思います。なにせプロ野球の最前線で活躍する選手です。自分の成績不振を体のせいにすることはプライドが許さなかったはずです。だから、ドライアイになって目が痛んでも、ピントが合わなくなっても、「レーシック手術のせいじゃない、手術ミスではない、練習や努力できっと立て直してみせる」と常人では考えられないような努力をしたはずです。死ぬほどつらい「眼の症状」を抱えながら。こうやって考えているうちに涙が出そうになったし、悔しさで手が震えた。どうしてこんな有名な選手が、どうしてこんなにも人に希望を与えられる選手が苦しまなければならないのか。あくまでも上記は私の想像だが、同じように手術一年後から徐々に後遺症がでた私の経験としてこういう気持ちであると思う。

 

 きっと、この記事にもレーシック業界から非難が出ると思う。いつものお決まりのレーシッククリニックの論法だ。

「ドライアイはもともと持っていたものだ」「加齢により発生したドライアイだ」「現代人はドライアイになりやすい環境にいるからレーシック手術のせいじゃない」

「ピント調節機能は加齢とともに衰えるから加齢が原因だ」「もともと斜位が存在したんだ」「斜位になっていたとしてもレーシック手術とは何の関連もない」

 ざっと考えるとこんなところでしょうか。レーシッククリニックは都合のいい可能性だけ抽出して言い訳します。

 

 通常人の発想では、今までちっともない症状がレーシック手術後出て、その症状がいわゆるレーシック後遺症によって起こりうる症状だったら、レーシック手術によって発生したと思うに決まっている。それにそれが真実ですよ。なんかね、腐ったもの食べておなかが痛くなったら腐ったもの食べたからだと思うでしょ?それと同じ。それを、腐ったものを食べたからではなく胃がストレスで過敏になっているからですよ~って言われても納得できないのではないかと思います。だってストレスなんて感じたことないんだものって感じで。

 法律の世界ではレーシック手術によって後遺症が生じたといえるためには「証明」が必要です。しかし、医療の世界でもそうなのでしょうか?他の病気の症状だからレーシックは関係ないというためだけに可能性論を振りかざしている。臨床の世界でも、確実にこれが原因といえなくても医者って診断しているでしょ?「おそらく○○症でしょう」とかいうお医者さんたくさんいるじゃない。

 なぜ、これだけ「レーシック手術のセオリーでは考えられないような後遺症を負った人」がたくさん訴えているにもかかわらず、レーシック後遺症を隠すのでしょうか。まともな医者ならレーシック手術によってこういう後遺症を訴える人が多いから、あなたもそうではないか?とならないのか。もちろん、やみくもにレーシック後遺症と診断し、患者を不安にさせるのはよくない。しかし、患者の愁訴に対して他の明確な原因がわからないのであれば、レーシック手術によって同じような症状を訴える人が多いんだからレーシックの後遺症でしょう。それを、明確な原因がそもそもわからない「ドライアイ」が目の痛みゴロつき、ピント調節の不具合、異常な眩しさ、ハログレアの原因だとするんです。いや、おかしいでしょ。そんなわけあるか。ドライアイが原因ならこんなにドバドバ目薬さしてなぜ治らねぇんだよ。なぜ軽度のドライアイなのにこんな症状でるんだよ。

 子宮頸がんワクチンの問題でも一緒です。これだけの数の人が世界中でワクチン接種後にいきなり心因性の症状になるの?いや、可能性としてはあるよ。すべてのレーシック被害はドライアイが原因というのと同じくらいクッソ低い可能性としてはあるんじゃない?でも、普通に考えればおかしいでしょ。なぜ、可能性がごくごく低いものを積極的に使うんだよ。私は医学に対して何の知識もない素人です。もちろん、上記も臨床にかかわっている人なら笑っちゃうくらい変な話なのかもしれない。でも少なくとも患者はそういう気持ちです。

 

 レーシック手術の怖いところは、①医師が積極的に隠ぺいすること、②後遺症が遅れて出てくることがあること、③それが予想できないことだと思います。

 大松選手はスター選手です。お金もたくさん持っているでしょう。彼がどこで手術を受けたのかわからないが、料金の高いプランで、細心の注意を払って施術したはずです。それなのに被害が出た。これがレーシク手術なんです。事前の検査や高いプランは、明らかに適用外の人をはじく効果はあっても、それ以上のものはない。いつだれが後遺症に当たるかわからない博打なんですよ。今はレーシック手術をして快適な人も数年後にはどうなっているかもわからない。もしかしたら明日後遺症が発生するかもしれない。脅かすわけじゃないけどこれが現実なんです。レーシック手術の成功って「墓場に入るまで後遺症が発生しなかったこと」だと思うの。

 

 今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。野球業界にも何名かレーシック手術を受けた選手がいると聞きます。彼らが無事であることを祈るし野球ファンもそういう気持ちでしょう。レーシック手術を受けた人はいつ後遺症が発生するかわからない。できればのちの白内障手術のためでもあるし、カルテを取り寄せておくことを強くおすすめいたします。世間はもうすぐクリスマス→年末、年始ムードで浮かれていることでしょう。ハメを外しすぎて体調を壊さないように気を付けてくださいね。プレゼント用意しなきゃね(汗

近視戻りと隠ぺい

 どうも、先日データを取る必要があったので、いやいやレーシッククリニックに足を運んだまにぱにです。

 悲しいです。レーシッククリニックに行って感じたことは、まだレーシック手術を受ける人がたくさんいること。そして、未だにいい加減な説明をしていることです。受付で私が待っているときにも、手術を受けるであろう人が二人ほどいました。いい加減な説明をされている。しかし、止めることはできません。そんなことをすれば、威力業務妨害とか、名誉棄損で訴えられますからね。無力さを感じます。彼らの成功を祈るばかりです。

 待合室には手術を検討している方だけでなく、手術後の検査に来ている人もいます。私がレーシック手術を受けたクリニックは、保険診療を行っていないクリニックなので、全員がレーシック手術関連で来ていることは確定です。保護用サングラスをしている人はいなかったので、手術後すぐに来院している人はいなかったようです。待合室にいて確認できただけでもざっと20人くらいいましたね……定期検診で来ているだけならいいですが、問題を抱えて足を運んでいる人もいるのかなと思うとなんか悲しかったです。

 そうそう、なぜ記事に使用かと思ったのは、検査の際に「明らかな嘘」を発見したからなんですね。それは視力検査。私は、レーシック手術後、自分が手術を受けたクリニックでは視力両眼1.5だといわれます。しかし、セカンドオピニオンを受けたクリニック何件かで測った視力は絶対に最高両眼1.2なんです。その謎が今回明らかになりました。

 視力検査の表ってありますよね?「C」←このランドルト環の切れ込みの向きを答えるものです。一般的に、表の一番下が見えれば視力2.0です。逆に一番下が2.0じゃない視力検査表を見たことがないし、皆さんもきっとそうだと思います。私ね、今回も視力は両眼1.5だといわれたんですが、「下から三段目までしか検査されていないんですよ」。ちなみに、下から二段目が視力1.5、下から三段目が視力1.2となっています。その、下から三段目ですらおそらく一回ミスっています。

 つまり、視力1.2を1.5だといっているんですよ。やっぱり、他のクリニックで測定した1.2が私の正しい視力なんです。でも、なぜそんな姑息なことをするのか?視力が下がると面倒だからです。視力が下がっていると患者が訴えた場合、様々な理由が考えられます。例えば、ひどいドライアイや眼病。でも、保険診療を行っていないこのクリニックでは、たとえ眼病が視力低下の原因だったとしても治療できません。患者は診察保証があることから治療してほしいという。しかし、もともと保険治療できないしする気もないので診察すらされません。視力検査でさばを読んでいるのは、患者が不満を訴えてくるのを防ぐためでしょう。私の場合は問題ないですよ。視力1.2ですからね。でも、他の視力でもさばを読んでいるとしたら?中には重篤な疾患を抱えている場合もあります。そうであるにもかかわらず、このクリニックは故意にそれを見逃している可能性があるんです。「うちはレーシックしかしないクリニックだから」は通用しませんよ。なにせ、レーシック手術後のテンプレ作業診察以外の診察については、事細かく「診察料」をとっているんですからね。ひどい話ですよ。

 このクリニックがクソなことは言うまでもありませんが、レーシック業界(特に美容系)がこんなありさまだから仕方がありませんよ。あぁ、そういえフェイスリフトの失敗で集団訴訟されたり、美容整形の勧誘の仕方で問題を起こしている品川美容外科や、レーシック集団訴訟されている品川近視クリニックを有する医療法人社団翔友会は、品川デンタルクリニックっていうのも、新宿ストレスクリニックっていうのも手広く事業を手掛けているみたいですよ。なんと驚くことは、全部保険外診療で儲けているってこと。すごいですね。なんかその業界の首領ードンって感じですね。政治家で例えるなら、森元首相みたいな雰囲気が漂ってますね。あ!言っておきますけど私が手術を受けたのは品川駅にあるクリニックじゃないですからね!笑

 

 おっと…とっても長く脱線して本題に入っていませんが、そうそう視力検査を受けて思い出したのですが、近視戻りについて記事を読んだのでそれをお知らせしたかったのだ。あぁ私も早く近視戻りしたい…

ある奈良県の眼科医が目について書いたブログ : レーシック手術は長期にわたって視力が維持できるのか?近視の戻り

 このリンクのドクターはレーシックについて的確に疑問の声を上げてくれているので本当にしっかりしたいいドクターなんだと思います。なぜかというと、医療業界で他人の畑を荒らすことはまず御法度という空気だし、逆恨みされるかもしれないのに、患者からの不具合の声を聴いてそれを挙げているからですねはい。

 レーシック手術には近視戻りがあります(まぁこれも美容系クリニックではするかもしれませんよーっとうやむやにされますが)。そして近視戻り「を100%予測すること」はできません。しかし、近視戻りには角膜厚のファクターが関連しているのではないかという研究がありあます。

 

 手術後、削られた角膜が薄くなることにより角膜が脆弱化し、眼内圧により角膜後面は本来あるべき位置から前方に偏移し、スティープ化するためおこるといわれてい。これにより、術後、角膜全体の屈折度の変動が起こり、regressionを引き起こしていると考えられる。
 今回の調査ではretrospectiveな結果から検討したため、どのような症例にregressionがおこりやすいかまでは検討できなかった。しかし、残存角膜厚と角膜後面の偏移には相関が認められ、術後角膜厚が少ないと角膜後面が多く偏移し、それがregressionへとつながる恐れがあると推測された。そのため、regressionをより少なくするためには、もともと角膜厚が
薄い症例に対して注意が必要であるとともに、術後の残存角膜厚に対しても配慮する必要がある。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jorthoptic1977/28/0/28_0_123/_pdf 

 角膜厚っていうのは人によってきまっていて、絶対に増やせません。一度削れば戻すことは不可能です。そして、近視が強くなればなるほど、乱視が強くなればなるほど、正視にするにはレーザーでたくさん角膜を削らないといけません。たくさん削ると今度は、ハログレアの増大、コントラスト感度の低下、高次収差の増加のリスクがあります。ですから、強度近視の場合には、レーシック手術の適用に関し慎重な適用が必要とされています。上記の論文の引用が正しければ、角膜は削れば削るほど薄くなり、近視戻りのリスクが増えるということです。

 これって、悲しいですよね。強度近視の人のほうが眼鏡がない生活に対しての憧れって絶対にあります。そんな人に悪徳レーシッククリニックはどんどん手術する。結果、視力は上がっても見え方の質はたくさん削るからよくない。さらに、近視戻りもしやすいんですよ。極めつけは、近視戻りすれば「再手術すればいい」って簡単に言うんです。悪徳クリニックでレーシック手術を受けた人は自分が再手術を受けられるかすら知らされずに削られることもありますからね。結果、「再手術?あなたの角膜厚じゃむりですよ」ってなるか、再手術をしたとしてもさらに角膜を削るわけですからさらに見え方の質は低下し、さらに近視戻りしやすい目になるんです。最悪の場合は角膜が突出し視力も出なくなり、角膜移植が必要なエクタジア。

 

 見え方の質だけさがって、視力も出ない目が最後には量産されることになる。レーシック手術が始まって早20年ほど。こうした問題はどんどん発生するだろうし、統計も増えていくことでしょう。そこからがレーシック手術問題の正念場ですね。障害を負わされた者を放置するか、向き合うか。どうか向き合う方向に進んでほしいですね。

 今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。みなさんも視力検査の際には、さばを読まないきっちりしたクリニックで測ってもらってくださいね!視力低下の中には突発的な病気で早急な処置が必要なものもありますからね。あと、最近寒いから風邪をひかないようにも気を付けてください!

おわり

説明の落とし穴~レーシック問題の新たな記事

 どうもマニパニです。先日、レーシック手術に関して新たな記事が掲載されました。今までのレーシック問題に関する記事は本当にゴミみたいなものでした。なぜかって?

 ①レーシックの手術数が減っている②銀座事件の影響か?でもとっても安全な手術です③でも一方で不満の声もあります④眼科専門医の下でよく考えて受けましょう。

 この流れの記事しかなかったからです。この中には、レーシック難民の方の本当の声はありません。ただ「過矯正になって苦しむ人もいます」としか書かれません。これを見てどう思いますか?「減っているのにまだ5万人も受けてるんだ」「問題があるといっても具体的に書いてないしネガキャンじゃね?」「本当に問題があるなら受ける人はいないでしょ、ってことは大した問題じゃないみたいだね」となる方もたくさんいるのではないでしょうか。

 

 これに対して、今回の記事はレーシック難民の症状の真実を明確に語っています。逆に今までどうしてこういう記事が掲載されなかったのか、何かの圧力があったのか疑いたくなるほどです。記事は↓↓。必読です。

biz-journal.jp

 

 そして、この記事を受けて2チャンネルも大きく盛り上がって短時間で1000スレッド消化していました。まとめに挙がっていたものを掲載します。※このサイトのまわしものではありませんよ

 

medicalsokuho.blog.jp

 2ちゃんねるに書き込んだ人の中には、このレーシック手術問題の核心について理解している人が多数いて安心しました。一時は、2ちゃんねるにもレーシック推奨のステマしかいなかったので…。

 

157:
>>137
こういう話で、俺は大丈夫だった、あの人は大丈夫だったというのは、意味がない

実際問題、成功してる人の方が多いんだからレーシック問題の怖い所が、こういう成功した人の意見によって、少数の失敗した人らの声や警告がかき消されてしまうところ

200:
この記事で指摘されている問題点は、体質的にレーシックにそもそも向いていない患者にまで金が欲しくて手術しちゃう悪質なクリニックがたくさんあるってこと

成功したら良くなる、それは当たり前

成功の見込みが少ない患者にまで、そのリスクを説明せずに手術しちゃう医者がいる限りはレーシックには慎重になった方が身のためだ

 これらの書き込みはまさにレーシック手術の核心をついているものだと思います。私の個人的な意見ですが、レーシック手術の問題は適用が微妙な患者に説明を省いて手術していることだと思います。前々から言っているインフォームドコンセントの問題と深くかかわります。

 

 レーシック手術が適用じゃないのに手術されて障害を負わされた人ももちろんいます。ですが、こういった人は手術前に適応外のデータがはっきりと残るのでクリニックもそこまでリスクを冒して手術しません。絶対的な数は少ないと感じます。そして、レーシック手術に完全に適応だった人でちゃんと説明を受けたのに問題が起こった人は、まさにワクチンの被害者と同じです。手術である以上避けられない宿命です。もちろん私はそういう人を軽んじているわけではありません。医師も予測できない被害が生じたからといって放置されていいわけはなく、全力で救済されるべきです。

 ですが上記と異なり、適用に多少問題がある人に対して、リスクを隠して手術することが圧倒的に多いと思います。現代人はドライアイ持ちが多いです。それに、強度近視の方も多い。こうした人はレーシック手術の適用外でないが慎重に検討されるべき人です。その人を詳しく調べもせず、リスク説明もなく手術するんです。金儲けのために。でも、レーシックは極めて安全なんです。そういった人全員が問題を抱えるわけではなく、一部の人が問題を負います。だから、問題が表面に出てこない。「私ドライアイ気味だけど受けて問題なかったよ」「強度近視で全然見えなかったけど今は視力1.5です」とか上記の2ちゃんねるのリンクでもあるでしょ?そういうことなんです。

 でも、問題が起きた人から見ると、事前の詳しい検査や説明で避けられた被害を、いい加減なクリニックのせいで負っているんです。これに死ぬほど怒っているのです。こんな状態になるのが避けられたんです。少しの検査や説明で。素人が調べられる情報には限界があります。医師と患者ではそもそも情報格差があるので患者が調べろよ、自己責任論は通用しません。医師が適切に情報を与えて、患者もそれを学びリスクに同意するんです。だからインフォームドコンセントなんです。自己責任といえるんです。

 眼科専門医で信用している、執刀数が非常に多くて信用している、そんな患者は医師が嘘をついているなんて考えますか?まさか金儲けのために嘘ついたり説明をごまかしたりすると思いますか?目ですよ?こっちが詳しく聞いても嘘を言うんですよ?

 今回の記事で、こうしたレーシック問題の核心が広まればいいと思います。そして、早く被害者の救済につながってほしいです。なぜかわかりませんが、先日ワシントンポストまでもがレーシック手術のリスクに関する記事を掲載しました。なにかの偶然でしょうか。今業界自体が見直されて希望の光が当たっている。それなら本当うれしいことです。もうすこし頑張って生きようと思えます。

www.washingtonpost.com

 ワシントンポストもざっと私のつたない英語で読んだところ、95%の高い満足率を誇る一方、術前にはなかったドライアイやハドグレア、ダブルビジョンが生じる人もかなりいるといっています。それも43%の人がね。これは母数が少ないといっても消費者庁の発表と同じじゃないですか。それに、43%の人が新たな症状を訴えているのに満足度は高い。これもレーシック手術に問題があるにもかかわらず、その問題が認知されにくいことを表していると思うのです。日本固有の問題かはわかりませんが、日本のレーシック問題においては、この43%の人のなかでも、満足に検査、説明されず後遺症を負っていることが問題の核心だといっているのです。

 こうしたいい加減な検査や説明をする悪徳クリニックが存在する以上、レーシック難民問題は収束しません。そこの有名美容系クリニック!あなたのことですよ!ここのクリニックで働いた医師は金儲けが終わったらしれっと自分の地元で開業医になるんです。しかも、美容近視クリニックで務めたという経歴は公表せずにね。こうした根性が染みついているクリニックなんです。まともな医師もそもそもいないんです。そうに決まっています。

 みなさん、本当にお願いします。レーシック手術の真実を知ってください。他人事でもいいんでおかしいと声を上げることに協力してください。そして、こうしたクリニックの餌にならないようにしてください。美容整形やインプラントも同じくです。よろしくお願いします。

 

 本日は長々と最後までお読みいただき誠にありがとうございました。本当にこうした小さな出来事が解決につながってほしい、そう願って眠りにつくことにいたします。